管理人メッセージ

 最近何かと気になる中国情勢、マスメディアは頻繁に否定的な報道を流しています。
大勢の中国人の友達がいる私としては非常に複雑な気持ちです。私の知っている彼らは個人はとても良い人たちだからです。
 しかし私自身、中国滞在中には、他の中国人から、『小日本』と揶揄されたこともあります。当然ながら、そういわれて気持ちの良いわけはありません。しかし、そこで中国人の文化や国民性を嫌ってしまうなら、それでは本当に彼らの言う『小日本』人になってしまうのではないでしょうか?
 日本は小さい島国です。しかし明治維新に西欧列強に植民地化を免れ、ここまでの大国たらしめたのは、「夷敵から学べ」という大物志士たちの姿勢ではなかったでしょうか?
 確かに日本と中国は歴史も文化も違います。決して「同化」することはできませんが、人として共通の価値観や道徳を「共有」することができるなら、それが新しい未来を切り開くカギとなるような気がしてなりません。
 中国のことわざ・箴言には日本人の琴線にも触れる響きがあります。このブログは、悪化する日中関係における、私のささやかな抵抗であり、主張です。
 世界人口の六分の一を敵にするより、世界人口の六分の一を友にしてしまえ!

2013年02月03日

哀兵必胜 aī bīng bì shèng

水滸伝6巻セット 漫画文庫

哀兵必胜 aī bīng bì shèng

語句分析
哀兵;圧迫を受け、悲しみ憤った軍隊
必胜;必勝

解釈
 意味戦時に両軍が対面し雌雄を決する時には、心に悲憤を宿し奮起している側の軍が必ず勝利する。
 朝廷が腐敗によって衰退し、その圧制に苦しみ憤った新勢力が古い勢力を打ち破る。長い歴史の中で、戦い、平和、腐敗、戦いという終わりのない循環を抱えている中国ならではの熟語といえよう。
 強大ながら、腐敗した旧勢力を覆して勝利を得、新たな時代を切り開いてきたのは、いつでも、圧制や不公正に苦しみ、義憤を宿した勇士たちであったからである。
 三国志演技における劉備や、水滸伝における梁山泊、そうした中国の正義の味方の活躍は、中国のみならず私たち日本人も共感を覚えるものではなかろうか。

用法;中国において哀兵必胜 という言葉は、褒め言葉、あるいは何か失敗を経験した人 への励ましの言葉としても用いられる。「失敗は成功の母」的な響きのある言葉という感じだろうか。

例えば;
这次没考好的同学不要气馁,哀兵必胜,只要能吸取教训,再接再厉,下次一定能取得好成绩。
(和訳)今回の試験が駄目だった学生もあきらめてしまわないように。
   哀兵必勝!この失敗から教訓を得て、次につなげていけば、次回の試験は必ずよい成績を取れるさ。

 つらい境遇や、負けの悔しさを、勝利のためのバネにしようという、失敗に対する中国人の前向きな捉え方がうかがえよう。

 この成句の出典は春秋楚 《老子》六十九章より

『用兵之计有此说:我不敢逞勇主动进攻而被动防守,不敢进攻一寸而退避一尺。这是说行进却没有军队行列,侵夺却不伸出臂膀,投掷却没有抵挡,实施却不用兵器。 灾祸莫大于轻率树敌,轻率树敌几乎丧失我以为宝的东西。 所以,对抗的双方军队都是相似的,因他们的行为而发自内心的悲哀才能超越。』

(和訳)戦いの策については、こう述べる;「私は勇敢に進撃するより守りに徹し、一寸侵攻するより一尺退避す。つまり、進攻とは軍隊によるものではなく、腕を伸ばさず侵略し、抵抗するために投げつけることもしない、政策を実施するのに兵器を用いる必要はないのである。軽率に敵を作り出すことはこの上ない災いであり、軽率に敵を作り出すことは自分の宝物をなくすことに等しい。それゆえ、対抗する軍隊が双方互角の場合、心に慈愛のある側が相手を超越する。」

気になる、尖閣領土問題、こういう態度も必要では?


posted by 孫悟空 at 19:30| Comment(0) | 失敗・成功 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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